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2011/12/10 (Sat)
「教育実践対話の会12月例会」
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参加者:23名(大学教授・現職・学生)
提案者:所沢市立柳瀬小学校木下さん

総合の学習で所沢の名物「狭山茶」の学習でした。
食に関する事で、今年の3月に起きた東日本大震災に際して
放射能に関する懸念もされているなかでの実践でした。
一時は狭山茶も販売自粛となりましたが、国の基準値をクリア
したため、今は出荷・販売しているお店もあります。

提案された授業では、子どもたちが所沢フェスティバルに参加するにあたって
今年のお茶を提供するべきか、否かで話し合っていました。

提案の授業や資料の中で、幾つかのことが話題に上がって来ました。
●実践の前に
 ・この実践にはどのような見通しがあったのか?
 ・子どもたちが話しあったことは、大人でも答えが出しにくい課題でした。
 ・子どもたちは話し合っていき、どこに向かっていったのでしょうか。
 ・子どもたちが話し合うことで、方向を決められるような課題なのか。
  それとも、教師が決めていかなくてはいけない、むしろもう決まっていて、
  話しあった所で、イカンともしがたい現実があるのか。教師は話し合いを
  させているようで、教師のフィールドに子どもたちを囲い込んで「話し合い」
  をさせているだけなのではないだろうか?
 ・「狭山茶」を追究していく過程で、放射能という課題にぶつかった子どもたち。
  その「放射能」に関係して、「今年のお茶提供するか否か」を教材化すること、
  話し合いにすることは子どもにどのような意味・価値があったのか?

●実践の中で
 ・子どもが結論を出すに十分な情報(事実や根拠)があったのか
 ・3年生という段階でこの課題は考えるに耐えうるものか?

などの話題があがりました。

いつもながら、木下さんのバイタリティには圧倒されます。
それが、木下という教師のスタイルなのでしょう。
しかし、「10年後にはまた違う木下が見れるといいですね」
という言葉が小林会長から送られていました。
教師のこたわる部分は必要です。
そのこだわり方が「子どもの育ち」に純粋に向かっていくことは
とても難しいことなのですね。

(N)

今年度の例会は今回が最終回でした。
次回は1月28日(土)です。

また、1月7・8日には「社会科の初志をつらぬく会」の
新春関東集会が箱根で開かれれます。
そちらも、ぜひご参加ください。
対話の輪を広げていきましょう。
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